オイル塗装製品のご使用上の注意点とお手入れ方法をご紹介します。
“木のお皿の扱い方は難しい?お手入れってどうやるの?”
といったご質問をいただくことが多くあります。
少しの事にご注意いただければ、とても扱いやすい素材です。
オイル塗装は、お手入れをしながら
育てていけることも魅力のひとつです。
ここでは、オイル塗装製品を永くお使いいただくための、
ご使用上の注意点と、
おうちで簡単にできるお手入れ方法をご紹介します。
オイル塗装とは
woodworks oneで使用しているオイルは、
亜麻仁油を主成分とした、食品基準の自然塗料です。
表面に塗膜を作らず、木に浸透して保護してくれるので、
木が呼吸することを妨げません。
手触りや木目も、木の本来の風合いを生かした仕上げです。
ご使用上の4つの注意点
無垢木材の製品は、
極度の乾燥、熱、湿気によって傷みやすくなり、
反りや割れ、カビが発生してしまうことがあります。
ご使用の際に以下の点にご注意いただくことで、
より永くお使いいただけます。
1.直射日光に当てる×
変色や反り、割れ等の原因となります。
2.電子レンジに入れる×
木の中の水分や空気が膨張して反りや割れがでることがあります。
3.長時間水につける、濡れたものをのせておく×
オイル塗装には撥水性がありますが、長時間水につけておいたり
塗れたコップなどを直接置いたままにしておくと、
徐々に水が浸透し、輪ジミができたり、
乾きにくくなりカビの原因となります。
食器の場合はご使用後はなるべく早めに少量の中性洗剤で洗い、
水分を拭き取ってからしっかり乾燥させてください。
4.食器洗浄機・食器乾燥機に入れる×
極度の乾燥、熱、湿気のある状態になり反りや割れ、
カビの原因になりますので、お控え下さい。
お手入れ方法
それでは、お手入れ方法をご紹介していきます。
お皿でしたら、5分から10分ほどでお手入れできます。
お手入れのタイミング
ご使用を繰り返すうちに、だんだんとオイルが抜けていきます。
表面がカサついてきたり、少し白っぽくなったかなと感じたら
お手入れのタイミングです。
塗ったオイルが乾きやすい、天気の良い日に行うのがおすすめです。
準備物
・オイル(亜麻仁油、エゴマ油、クルミ油などの乾性油がおすすめです。食品売り場で手に入れることができるものです。)
※乾性油とは・・・乾いて固まる油です。オリーブオイルは乾性油ではないため、ベトツキ感が残ります。
・綿の布、またはキッチンペーパー
オイルを塗る
こちらは、ブラックウォールナットのパン皿です。
オイルが抜けて、表面と縁が少し白っぽくなっています。
1.布、またはキッチンペーパーに少量のオイルをつけ馴染ませます
※木に直接オイルを垂らしてしまうと、その部分だけオイルがしみ込み
シミのようになってしまう場合があります。
2.オイルを薄く塗り込んでいくような感覚で、
クルクルと小さな円を描くように拭いていきます
ツヤがでて濡れ色になります。右半分が塗った状態です。
拭いた部分の色が変わらなければ
オイルが足りなくなっているので、
その都度、1を繰り返して塗ってください。
3.裏側も塗っていきます
白っぽくなっていますが。。ツヤが戻りました!
4.表面に残ったオイルを拭き取ります
新しい布、またはキッチンペーパーで表面を乾拭きして、余分なオイルを拭き取ります。
5.乾燥させます
直射日光の当たらない、明るく風通しのよいところで一日乾かします。
乾いたら、一度洗ってからご使用下さい。
白っぽさが残っている場合は、乾燥後、再度1から5を繰り返してください。
※使用した布またはキッチンペーパーは広げて乾燥した後、
ゴミで捨ててください。
※一度にたっぷりとオイルをつけてしまうと、
乾燥不良でベトツキ感が残ってしまいますのでご注意下さい。
1から5の工程でお手入れは終了です!
以下はテーブルの天板のお手入れの様子です。
お手入れ前は全体が少しカサついていて、薄い傷のようなものも見えます。
お皿と同じように塗っていきます。
手前の塗った部分は木目がはっきりとしてツヤが出てきています。
全体を塗って、乾拭きしたらできあがりです。
薄い傷やシミもオイルを塗るとほとんど見えなくなり、
綺麗にしあがりました!難しい作業ではないので、お休みの日にご家族で
お手入れしても楽しそうですね!
さて、オイル塗装製品のご使用上の注意点とお手入れ方法をご紹介してきました。
ご不明点などございましたら、お気軽にお問合せ下さい。